ONE CUT OF THE DEAD
2018年
日本
96分
ホラー/コメディ
劇場公開(2018/06/23)
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監督:
上田慎一郎
脚本:
上田慎一郎
編集:
上田慎一郎
出演:
濱津隆之:日暮隆之
真魚:日暮真央
しゅはまはるみ:日暮晴美
長屋和彰:神谷和明
細井学:細田学
市原洋:山ノ内洋
山崎俊太郎:山越俊助
大沢真一郎:古沢真一郎
竹原芳子:笹原芳子
吉田美紀:吉野美紀
合田純奈:栗原綾奈
浅森咲希奈:松浦早希
秋山ゆずき:松本逢花
山口友和:谷口智和
藤村拓矢:藤丸拓哉
イワゴウサトシ:黒岡大吾
高橋恭子:相田舞
生見司織:温水栞
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<ストーリー>
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲い掛かり…。
―感想―![]()
最初に忠告しておくが、ネタバレしてるからね、未見の方は読まないように。
ゾンビ映画を撮影していたら、本物のゾンビに撮影隊が襲われた。
よくある話かと思いきや、実は一捻り二捻りもある撮影風景あるあるネタ映画だった。
開始から30分のワンカットムービーが「表」とするならば、その後の60分は「裏」となるだろう。
このワンカット長回し映像が作品のキーとなっており、作中作に「カット!」が掛かりタイトルテロップが出てから、前後の内容に対した主旨がガラリと変わる。
要はワンカットの映像を誰がカメラを持って撮っているのか、ここに「裏」にて大暴露される斬新な試みを導入している。
そもそもの始まりは企画の一つとして「ゾンビのドラマをワンカットで撮ってそれを生配信するから何とかやってくれ」と頼まれた一人のうだつが上がらない監督が渋々了承する所から物語は動き出す。
順調に台本を仕上げ準備万端で本番に挑むものの、当初の予定には全くなかった様々なトラブルに見舞われ、それを逆境にというか失敗を逆手にとって無理矢理成功へと導いていく過程をドタバタ劇として大写しさせている。
そう、紛れもないコメディ映画なのだ。
スタッフの苦労というものが面白おかしく描かれているので、私みたく映画専門学校等でカメラを回した事がある者ならニヤニヤしっ放しになるのです。
前述した様にワンカット長回し、しかも生配信となれば、そう無闇に中断する事も出来ない。
どうにかして最後まで映像をスムーズに繋ごうとするスタッフ達の必死さが絶妙な笑いに変えてきている。
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例えばラストカットは本当ならクレーンでカメラを吊し上げ上空から主役である「女優」の全身を映すはずだったのだが、肝心のクレーンが撮影中のミスで落下してしまい破損。
当然「どうするんだよ!」てなる。
焦るスタッフ達を余所目にラストカットまでどうにか場を繋いで「困った困った!」と苦悩する監督に、パッと閃いたアドバイスをするのがその監督の娘(撮影見学に来ていた)。
元々監督志望である娘だけにある物を見て咄嗟に機転が利く所がある意味、親父の血を越えた才能の持ち主かもしれない。
そしてクレーンの代替えで即席に仕上がったのがこちらである。
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くうう~努力の賜物だよなあ(´;ω;`)ブワッ
これだけハプニング続きだったにもかかわらずスタッフ&役者一丸となり必死こいて完成させたんだもの、参加した人間が全員笑顔になるのも分かる、感動も一入だろう。
そんなことも知らずに、バックヤードでヘラヘラモニターを眺めているだけのお偉いさん方達との空気の差がこれまた可笑しくもあった。
一度全部を通しで観た後は、もう一度初めから観直したくなる中毒性もあり。
劇場公開時、リピーターが多く発生したという逸話も強く頷ける、そんな「表」と「裏」との巧妙な混ざり具合に思わず唸りたくなるようなアイデア映画でした。
因みに「女優」のケツを嗜む事も可能。
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そして護身術最強なのである。
![]()
ポン!
評価:★★★★![]()
18/12/06DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2018-12-05
メーカー:バップ
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日本
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ホラー/コメディ
劇場公開(2018/06/23)


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脚本:
上田慎一郎
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上田慎一郎
出演:
濱津隆之:日暮隆之
真魚:日暮真央
しゅはまはるみ:日暮晴美
長屋和彰:神谷和明
細井学:細田学
市原洋:山ノ内洋
山崎俊太郎:山越俊助
大沢真一郎:古沢真一郎
竹原芳子:笹原芳子
吉田美紀:吉野美紀
合田純奈:栗原綾奈
浅森咲希奈:松浦早希
秋山ゆずき:松本逢花
山口友和:谷口智和
藤村拓矢:藤丸拓哉
イワゴウサトシ:黒岡大吾
高橋恭子:相田舞
生見司織:温水栞

<ストーリー>
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲い掛かり…。


最初に忠告しておくが、ネタバレしてるからね、未見の方は読まないように。
ゾンビ映画を撮影していたら、本物のゾンビに撮影隊が襲われた。
よくある話かと思いきや、実は一捻り二捻りもある撮影風景あるあるネタ映画だった。
開始から30分のワンカットムービーが「表」とするならば、その後の60分は「裏」となるだろう。
このワンカット長回し映像が作品のキーとなっており、作中作に「カット!」が掛かりタイトルテロップが出てから、前後の内容に対した主旨がガラリと変わる。
要はワンカットの映像を誰がカメラを持って撮っているのか、ここに「裏」にて大暴露される斬新な試みを導入している。
そもそもの始まりは企画の一つとして「ゾンビのドラマをワンカットで撮ってそれを生配信するから何とかやってくれ」と頼まれた一人のうだつが上がらない監督が渋々了承する所から物語は動き出す。
順調に台本を仕上げ準備万端で本番に挑むものの、当初の予定には全くなかった様々なトラブルに見舞われ、それを逆境にというか失敗を逆手にとって無理矢理成功へと導いていく過程をドタバタ劇として大写しさせている。
そう、紛れもないコメディ映画なのだ。
スタッフの苦労というものが面白おかしく描かれているので、私みたく映画専門学校等でカメラを回した事がある者ならニヤニヤしっ放しになるのです。
前述した様にワンカット長回し、しかも生配信となれば、そう無闇に中断する事も出来ない。
どうにかして最後まで映像をスムーズに繋ごうとするスタッフ達の必死さが絶妙な笑いに変えてきている。

例えばラストカットは本当ならクレーンでカメラを吊し上げ上空から主役である「女優」の全身を映すはずだったのだが、肝心のクレーンが撮影中のミスで落下してしまい破損。
当然「どうするんだよ!」てなる。
焦るスタッフ達を余所目にラストカットまでどうにか場を繋いで「困った困った!」と苦悩する監督に、パッと閃いたアドバイスをするのがその監督の娘(撮影見学に来ていた)。
元々監督志望である娘だけにある物を見て咄嗟に機転が利く所がある意味、親父の血を越えた才能の持ち主かもしれない。
そしてクレーンの代替えで即席に仕上がったのがこちらである。

くうう~努力の賜物だよなあ(´;ω;`)ブワッ
これだけハプニング続きだったにもかかわらずスタッフ&役者一丸となり必死こいて完成させたんだもの、参加した人間が全員笑顔になるのも分かる、感動も一入だろう。
そんなことも知らずに、バックヤードでヘラヘラモニターを眺めているだけのお偉いさん方達との空気の差がこれまた可笑しくもあった。
一度全部を通しで観た後は、もう一度初めから観直したくなる中毒性もあり。
劇場公開時、リピーターが多く発生したという逸話も強く頷ける、そんな「表」と「裏」との巧妙な混ざり具合に思わず唸りたくなるようなアイデア映画でした。
因みに「女優」のケツを嗜む事も可能。

そして護身術最強なのである。

ポン!
評価:★★★★

18/12/06DVD鑑賞(新作)



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