MAGICAL GIRL
2014年
スペイン
127分
サスペンス
PG12
劇場公開(2016/03/12)
![]()
監督:
カルロス・ベルムト
脚本:
カルロス・ベルムト
劇中歌:
長山洋子『春はSA-RA SA-RA』
出演:
バルバラ・レニー:バルバラ
ルイス・ベルメホ:ルイス
ホセ・サクリスタン:ダミアン
ルシア・ポリャン:アリシア
![]()
<ストーリー>
白血病で余命わずかな少女・アリシア。彼女の願いは大好きな日本のアニメ「魔法少女ユキコ」のコスチュームを着て踊ること。失業中の父・ルイスは娘の願いを叶えようとするが…。
魔法少女ユキコは
悲劇のはじまり。
-感想-![]()
教師時代にやられたマジックを逆にヒットマンとなった初老の男が当の本人にやり返すラストシーンがブラックに満ちていて秀逸。
アリシアが主人公で、重病の彼女を中心に話が進むのかと思ってたら大間違い。
ころころ主役が変わります。
しかもこれの何処が「マジカル・ガール」なんじゃいっ!てな程に空気が糞重い。
ビックリする位に、極端に音楽が少ない作品。
会話と雑音だけで展開は回っているし、直接的な描写がなく想像に任せる形にはなっているけれど、結構エゲつない「事」が画面の裏で行われているから、もうほんと見ていてしんどい、疲れるわ^^;
“トカゲの部屋”てのは何が行われているのかねぇ。
行為をストップさせる「言葉」がないから、徹底的に拷問される部屋なのかなぁ。
やだなあ、想像もしたくないなあ。
余命僅かな娘の為に願い事の一つであるアニメのコスチュームをプレゼントしようと考える父親。
だが失業中だから金がない。
さて、どうするか。
「棚から牡丹餅」じゃないけど「階上からゲロ」で知り合った精神疾患のある女性と寝て、それを口実に「夫に知られたくなければ金を用意しろ」と脅す。
女性は体を売って渋々金を用意するも、最終的には全身ボロボロに。
そんな女性が必死に頼ったのが、守護天使と崇める元教師で恩師でもある今では立派な殺し屋の初老男。
父親、女性、初老男、この3人を交代に映し物語りは痛く重く流れていく訳で、行き着く先に待っているのは、肝心のアリシアにとっては最悪の結末。
いやあ参った、後味悪すぎでしょ。
コスチュームと魔法ステッキをアリシア本人は父親が脅した金でプレゼントしたものとは知らずに着替え準備万端。
早くパパ帰ってきて!
パッと明かりがつく。
「じゃじゃーん!どうパパ!!私は魔法少女・・・お爺さん誰?」
多分言葉にはしてないけれど、心の中ではそう言ってたかも。
あの沈黙、ヤバいって。
アリシアのパパを驚かそうと用意してたのに、知らない爺さんが姿を見せて唖然としている姿がもう脳裏に焼きついて離れない。
顔を見られたからには!
いやまあそうせずにはいられないんだろうけど、この天国から一気に地獄へと突き落とされるアリシアの事を想うと不憫すぎて。。。
だって、なーんも関係ないやんアリシアは。
父親の娘に対する愛が暴走を生み、それが悪循環と化し、悲劇を呼び込む。
誰がこんな最後を予想するだろうか。
まあ病で苦しんで死ぬよりも、一瞬で逝けた事を思うとアリシアにとってはこれはこれで・・・良かったのかなぁ・・・頭抱えるわ。
銃を向けられた時、「ミラクルミラクル~」とか言いながらアリシアが本当に魔法発動したらどうしよ、とちょっと期待しちゃったんだけど、そんな非現実的な描写は本作では起きなかった。
よくもまあこんな救いようの無い話を思いついてそれを映画化しちゃったもんだよねぇ。
これ、題名に悪意あり過ぎる。
まあ!この映画ってファンタジーか何かかしら!なんて考え持って借りたら究極の「ドン引き」を味わう事になるので、マジで要注意してください。
評価:★★★☆![]()
17/09/04DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2016-10-05
メーカー:バップ
オフィシャル・サイト(日本語)
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スペイン
127分
サスペンス
PG12
劇場公開(2016/03/12)

監督:
カルロス・ベルムト
脚本:
カルロス・ベルムト
劇中歌:
長山洋子『春はSA-RA SA-RA』
出演:
バルバラ・レニー:バルバラ
ルイス・ベルメホ:ルイス
ホセ・サクリスタン:ダミアン
ルシア・ポリャン:アリシア

<ストーリー>
白血病で余命わずかな少女・アリシア。彼女の願いは大好きな日本のアニメ「魔法少女ユキコ」のコスチュームを着て踊ること。失業中の父・ルイスは娘の願いを叶えようとするが…。
魔法少女ユキコは
悲劇のはじまり。


教師時代にやられたマジックを逆にヒットマンとなった初老の男が当の本人にやり返すラストシーンがブラックに満ちていて秀逸。
アリシアが主人公で、重病の彼女を中心に話が進むのかと思ってたら大間違い。
ころころ主役が変わります。
しかもこれの何処が「マジカル・ガール」なんじゃいっ!てな程に空気が糞重い。
ビックリする位に、極端に音楽が少ない作品。
会話と雑音だけで展開は回っているし、直接的な描写がなく想像に任せる形にはなっているけれど、結構エゲつない「事」が画面の裏で行われているから、もうほんと見ていてしんどい、疲れるわ^^;
“トカゲの部屋”てのは何が行われているのかねぇ。
行為をストップさせる「言葉」がないから、徹底的に拷問される部屋なのかなぁ。
やだなあ、想像もしたくないなあ。
余命僅かな娘の為に願い事の一つであるアニメのコスチュームをプレゼントしようと考える父親。
だが失業中だから金がない。
さて、どうするか。
「棚から牡丹餅」じゃないけど「階上からゲロ」で知り合った精神疾患のある女性と寝て、それを口実に「夫に知られたくなければ金を用意しろ」と脅す。
女性は体を売って渋々金を用意するも、最終的には全身ボロボロに。
そんな女性が必死に頼ったのが、守護天使と崇める元教師で恩師でもある今では立派な殺し屋の初老男。
父親、女性、初老男、この3人を交代に映し物語りは痛く重く流れていく訳で、行き着く先に待っているのは、肝心のアリシアにとっては最悪の結末。
いやあ参った、後味悪すぎでしょ。
コスチュームと魔法ステッキをアリシア本人は父親が脅した金でプレゼントしたものとは知らずに着替え準備万端。
早くパパ帰ってきて!
パッと明かりがつく。
「じゃじゃーん!どうパパ!!私は魔法少女・・・お爺さん誰?」
多分言葉にはしてないけれど、心の中ではそう言ってたかも。
あの沈黙、ヤバいって。
アリシアのパパを驚かそうと用意してたのに、知らない爺さんが姿を見せて唖然としている姿がもう脳裏に焼きついて離れない。
顔を見られたからには!
いやまあそうせずにはいられないんだろうけど、この天国から一気に地獄へと突き落とされるアリシアの事を想うと不憫すぎて。。。
だって、なーんも関係ないやんアリシアは。
父親の娘に対する愛が暴走を生み、それが悪循環と化し、悲劇を呼び込む。
誰がこんな最後を予想するだろうか。
まあ病で苦しんで死ぬよりも、一瞬で逝けた事を思うとアリシアにとってはこれはこれで・・・良かったのかなぁ・・・頭抱えるわ。
銃を向けられた時、「ミラクルミラクル~」とか言いながらアリシアが本当に魔法発動したらどうしよ、とちょっと期待しちゃったんだけど、そんな非現実的な描写は本作では起きなかった。
よくもまあこんな救いようの無い話を思いついてそれを映画化しちゃったもんだよねぇ。
これ、題名に悪意あり過ぎる。
まあ!この映画ってファンタジーか何かかしら!なんて考え持って借りたら究極の「ドン引き」を味わう事になるので、マジで要注意してください。
評価:★★★☆

17/09/04DVD鑑賞(準新作)


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