2023年
日本
113分
ホラー/サスペンス/ミステリー
劇場公開(2023/09/01)
監督:
齊藤工
原作:
神津凛子『スイート・マイホーム』
出演:
窪田正孝・・・清沢賢二
蓮佛美沙子・・・清沢ひとみ
奈緒・・・本田
中島歩・・・柏原
里々佳・・・原友梨恵
吉田健悟・・・上林
磯村アメリ・・・清沢サチ
松角洋平・・・甘利浩一
岩谷健司・・・菊池
根岸季衣・・・清沢美子
窪塚洋介・・・清沢聡
<ストーリー>
スポーツインストラクターの清沢賢二は念願の一軒家を購入した。理想のマイホームを手に入れた清沢一家だが、その幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛もよだつ恐怖へと転じていく。
その「家」の秘密を知ってはいけない――
―感想―
何処が「まほうの家」やねん、「まものの家」やないかい。
てっきり「オバケ」が棲みついているのかと思ってましたが、そっちの方でしたか。
いや俺も、担当断られたおっさんが恨みつらみで事を起こしているのかと。
このおっさんはフェイントだったのね。
何かを切っ掛けにしてトラウマを乗り越えられず神経が衰弱し、性格をも激変してしまうのは男性より女性に多いんやろか。
精神的にはそこまで強くない、強くはなれないのが女性、なのかもしれない。
展開上の重要場所となるのが、地下に設置された貯蔵庫。
いや、電気は通せよ、て疑問に感じたのだが、真っ暗闇にする「意味」はちゃんとあった訳で。
画面上えらい見え難いシーンではある、けどそこに何かが居る、誰かが居る、かもしれないといった異様な空気感は味わえ、観辛いながらも適度の恐怖さは生み出していた。
結果的に、他人から見れば明らかに精神が「壊れた」女が2人登場する。
1人は一家の幸せを踏みにじった女、そしてもう一人は幸せを踏みにじられた女。
事件そのものは決着を見せるが、又もう一度やり直そうと願う夫に襲い掛かる信じられない光景、それが本作一番のおぞましい場面となっているラストである。
黒い瞳に映る「もの」が恐ろしい、だからそれを排除してしまおう。
そんな考えを持たせ、実行してしまった女に、夫は何を思い何を感じるのか。
それがはっきりと夫の表情からは読み取れて、最悪な結末じゃねえかと、強烈なインパクトを与える事に成功してましたね。
間違いなく新たな幸せを願うどころの話ではない、家庭崩壊の第一歩。
関係ないけどこの家自体は滅茶苦茶購入して住んでみたいと思う位に魅力はある。
評価:★★★☆
24/07/04DVD鑑賞(新作)
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