THAT／ザット

BEDEVILED
２０１６年
アメリカ
９９分
ホラー
劇場未公開

監督：
アベル・ヴァン
バーリー・ヴァン
製作：
アベル・ヴァン
バーリー・ヴァン
脚本：
アベル・ヴァン
バーリー・ヴァン
出演：
サクソン・シャービノ
ボニー・モーガン
ブランドン・スー・フー
アレクシス・Ｇ・ザル
ヴィクトリー・ヴァン・タイル
ケイト・オルシーニ
ロビン・コーエン
ブレット・ワグナー
アーロン・ヘンドリー

＜ストーリー＞
親友のニッキが原因不明の突然死を遂げ、悲しみに暮れるアリス。高校卒業を間近に控えたある日、死んだはずのニッキの携帯から、ナビAIアプリ“ビー・デビル”への招待状が届くが…。

―感想―

あのさあ。
見せるべき部分はちゃんと見せようよ。
想像にお任せ、ていうのが一番嫌い。

どんな風に殺されたのか、主人公達が発見した際に悲鳴を上げる程の遺体をちゃんと映せ！て言ってんだよ。

後、個々の若者達を襲うものが「苦手としているもの」「怖いと思ったもの」なんだけれど、それらも中途半端に描写。
暗闇で観難いとか、口から下しか映さないとか、酷くなると顔そのものも映さない。
ホラーの醍醐味て殺人鬼や化け物のビジュアルだろ？
それを省くてのはホラーファンを失望させているのと一緒。
唯一怖かったのは、写真のババア。

これだけなんよ。
写真より動くもの、襲ってくるものに怖さを抱かせろよ、やる気あるのか監督さんよ！

邦題が示しているように『ＩＴ』モロパクリ。
元凶となるのが謎のアプリだてのが追加されているだけで、大部分は既視感ありまくりで楽しめない。
展開もそうだし、恐怖アイコンがピエロてのもそうだし、無意味に赤い風船が浮いている場面は苦笑しか出なかった。

真似したくなるのは分かるが、真似するにしてももっと上手くやって欲しいよね。
これじゃ腕に自信のない職人が手掛けたパロディホラーだよ。