グリーン・ヘル

MAUS
２０１７年
スペイン
９１分
ホラー
劇場未公開



監督：
イエイヨー・ヘレーロ
脚本：
イエイヨー・ヘレーロ
出演：
アルマ・テルジク
オーガスト・ヴィトゲンシュタイン
アレクサンドラ・セクサン
サニン・ミラヴィク



＜ストーリー＞
恋人と共に彼女の故郷を訪れたセルマは、帰路の途中で車が故障し、立往生してしまう。脱出を試みるふたりだったが、そこは足元に大量の地雷が埋まる危険地帯だった。

―感想―
こんな女、彼女にするんじゃなかった！
そんな彼氏の悲痛な叫びが聞こえてきそうなホラー映画である。

内紛を生き延びたからこその彼女なりの考え方があるし、言い分もあるだろうし、平和に暮らしてきた彼氏とは違う行動を取るのも仕方なし。
ボスニア女、舐めんなよ。

平和主義な彼氏は最初から呑気。

まあ大概こういう臭い台詞を吐く男は速攻で死ぬか、役立たずになるかです。
案の定、終盤ではご覧の姿へ。


現実と妄想が混雑する展開なので、ちょくちょく意味不明に陥らされる。
ボスニア女にとっては敵対心剥き出しになるセルビア人男性2人が相手だから、彼氏は穏便に済まそうとしても女の頭の中には殺す事しか選択肢がない。

この2度に渡って現れる謎の禿げ攣るピン化け物。

多分、彼女が言う守護天使なんじゃないかと。
それ位神に救いを求め、只々生き延びてこの地雷森から脱出し、序に自分を凌辱したセルビア人をぶち殺したい、その事だけを一心に戦っている様にも見える。

ボスニア女さん、初めは割と綺麗な顔立ちしてたんですけどね、後半に差し掛かるともう、泥塗れ血塗れで、精神状態もプッツンしているから容姿が思い切り変貌。

謎の怪物以上に悪魔化してしまい、行動も凶暴的になっちゃっているものだから、彼氏と意見が対立。
「殺す」
「殺しはダメだ」
の押し問答の果てに、もう好きにしろ！てなった瞬間、地雷ドーン。

予想通り、期待通りの場面が出てきて、そう、それでいいのだ、と俺的には納得の〆方。
所が、よしよしと思ってたら、余計な後日譚が始まり、彼氏が別の女性とラブラブしている公園が突如爆音に包まれて、そこに・・・てのはいらんなあ。
地雷ドーンで悲劇に包まれたままエンディングに入った方が私は印象的にも良かったよ、あの付け足しは不必要。

評価：★★★
１８／０１／１０ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2018-01-06
メーカー：ニューセレクト

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