クリミナル　２人の記憶を持つ男

CRIMINAL
２０１６年
イギリス／アメリカ
１１３分
サスペンス／アクション／ＳＦ
劇場公開（2017/02/25）




監督：
アリエル・ヴロメン
出演：
ケヴィン・コスナー：ジェリコ・スチュワート
ゲイリー・オールドマン：クウェイカー・ウェルズ
トミー・リー・ジョーンズ：フランクス医師
アリス・イヴ：マルタ・リンチ
ガル・ガドット：ジル・ポープ
マイケル・ピット：ヤン・ストローク／ダッチマン
ジョルディ・モリャ：ハビエル・ハイムダール
アマウリー・ノラスコ：エステバン・ルイザ
ライアン・レイノルズ：ビル・ポープ



＜ストーリー＞
謎のハッカーの居場所を掴んでいたCIAロンドン支局のエージェント・ビルが重大な極秘任務中に死亡した。巨大なテロを阻止するため、脳手術によってビルの記憶を死刑囚・ジェリコに移植することに。

―感想―
凄い豪華なキャスティングだよね。
これだけの大物を集められるのなら、そりゃあ面白いのだろうと思い借りてみたのだが、面白かった。

記憶の移植相手が囚人で、しかも感情を一切持たない極悪人てのがポイント。
仮にヲタクボーイとかよぼよぼのお爺ちゃんとかだったらお話が成立しないでしょう。

記憶を共有した事で今まで無かった様々な感情を開いていき、逆に今まで培ってきた野蛮さを敵を蹴散らす意味で爆発させていく。
人間性と非人間性を混合させながらの展開に味がある作品かと。
他人をごみ屑以下に扱う事しか出来なかった暴力男が、最後には優男になるんだもんなあ。
如何に感情が人間にとって大切なものなのかを考えさせられる部分もある。

プロレスラーみたいな体格をしたケヴィン・コスナーが常に頭痛で頭抱えつつも、初めて持ってしまった感情をコントロールしながら、記憶の断片を辿り己自身の力のみで解決へと導いていく。
口だけ達者なゲイリー・オールドマンはほんま役立たず。
毎回やることが後手後手ですやん。
使えない男から指示される位なら、自分で何とかするわっ！そんなケヴィン・コスナーの孤独な闘いが実に観ていて頼もしい。

幸福を知らなかった男に齎されるのは「家族」という温かき環境か。
人として善良に生まれ変わった事で今度は未来に幸が開かれていくのだろう。

けどなあ、ジルさんは何故にジェリコを受け入れたのかが今一つはっきりとしないんだよねぇ。
娘が懐いちゃったからかしら。

今作の可愛らしい子役図鑑
イケメンのライアン・レイノルズと美人のガル・ガドットの間に生まれた作品上の娘、それが

エマちゃん。
そりゃこんなキュートな娘っ子に懐かれてしまったら感情を持ったジェリコなら尚更暴力性を捨てようと決意するのも当然だわな。

評価：★★★☆
１７／１１／１８ＤＶＤ鑑賞（準新作）
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レンタル開始日：2017-07-19
メーカー：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

オフィシャル・サイト（日本語）

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