DOMOVOY/GHOSTS/THE HOUSE GHOST
2024年
ロシア
95分
ホラー
R15+
劇場公開(2025/02/07)
監督:
アンドレイ・ザギドゥーリン
出演:
ヴァシリーサ・ネムツォーヴァ
オレグ・チュグノフ
ヴィタリー・キシュチェンコ
ナタリヤ・ヴドヴィナ
<ストーリー>
孤児のヴァーリヤとアルセニー兄妹は、生まれ故郷を離れ、新しい養父母の下で幸せな生活を夢見ていた。しかし、ふたりは無意識のうちに、古い家から精霊を連れて来てしまい…。
―感想―
婆ちゃんが亡くなった。
兄妹は孤児となった。
娘を事故で亡くした夫婦が兄妹を養子として引き取った。
が、実は養母は怪しげなおばさんとつるんで悪魔と取引していた。
養母の娘の魂が妹の体を乗っ取ろうとしていた。
しかし兄妹が意識しないまま連れて来ていた前の家の精霊が、それを阻止するべく悪魔と対峙した。
精霊さん(爺)VS.悪魔(見たまんま)、ファイッ!!
ざっくり概要を書くとこんな話です。
終盤に入るまでは悪い精霊が新しい家でウロウロしているのかと思っていたが、実は良い精霊だったのね。
妹だけがショットガンで精霊の影を撃たず、胡散臭いおばさんの影を撃ったのも、直感でどっちが悪いのか分かったからだろう。
1人だけ違う事すんなや、と怒ってしまった私、まんまと展開の「引っ掛け」に騙されしまいましたわ。
その辺の話の流れの中にあるどんでん返し含めて、結構アイデア的には面白くは作られています。
孤児となって兄だけが頼り所なのに、肝心な兄は妹を何処となく突き放している風な姿が、最終的に「大事」な妹として意識が変わる部分を見届けて、実のところは兄妹愛が試された映画でもあったんだなと気付かされました。
キーとなる精霊(爺)が、兄妹にとって、もしくは養父母にとって、善悪どちら側の立ち位置に居るのか、その考え方によってはガラリと見方が違ってくる作品と思ってもいいかもしれませんね。
評価:★★★☆
25/02/22DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2025-02-14
メーカー: プルーク