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М(エム) 絶望の世界

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M

2023年

北マケドニア/クロアチア/フランス/コソボ/ルクセンブルク

103分

パニック/アドベンチャー

劇場公開(2025/01/03)

監督:
ヴァルダン・トジヤ
脚本:
ヴァルダン・トジヤ

出演:
マテイ・シヴァコフ
サスコ・コチェフ
アレクサンダル・ニコフスキー
カムカ・トチノフスキ

<ストーリー>

人里離れた森の奥深くで父親と原始的な生活を送る少年・マルコ。厳格な父親から森を出ることを禁じられているマルコは、ある日、同世代のミコと出会い…。

―感想―

早いもので、1月から順次公開されていた「未体験ゾーン2025」の作品が2月に入ってからレンタル化され始めました。

その中から一番最初に観たのが本作となりますが、ディストピアな内容が気になってたんですよね。

父親から外には「悪党」が居ると言い聞かされる息子マルコ。

なんだ?ヒャッハー!的な荒くれ者が蔓延っているのか?と思いつつ観ていたら、なんとそれはゾンビ。

あっこれゾンビ映画だったんかと、ちょっとテンション上がったものの、確かにゾンビは出てくるが期待するようなホラー要素はほぼ皆無。

ゾンビウイルスで父を亡くしたマルコが、母を訪ねて三千里じゃないけれど、目的に向かって同じく母親を亡くした少年ミコと共に、荒廃した世界を歩み進んでいくてのが主軸。

そのミコを演じた子役は本当のダウン症の子を起用しているのかなあ、彼がした悪ふざけで撃たれるシーンは悲劇そのものでした。

ん~鑑賞して思ったのは、低予算でありながらも丁寧に作られているのは好感が持てたし、話としても良い結末に着地していて良かったのですが、展開が淡々とし過ぎですかねえ。

ゾンビが出てくると分かった時のおぞましい描写がある、と予想したものはまるで無かったですし、極度の緊張感てのも生まれなかったですし、あくまでも子供達のロードムービーとして楽しむのが正解なのかも。

面白い、面白くないかで言うと、面白くない作品かな、と思った次第であります。

あとはですね、水とか食料は自給自足の様だけど、マルコが使用しているiPod風な音楽再生機や、大人が用いていたドローンとか、その辺りの電気供給は可能な世界観なのか?てのと、何故マルコの手首の裏に「M」の刻印をわざわざしているのか、その二つがどうしても気になって仕方が無かった。

評価:★★★

25/02/20DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2025-02-19

メーカー: プルーク

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