SISU
2022年
フィンランド
91分
アクション/アドベンチャー
R15+
劇場公開(2023/10/27)
監督:
ヤルマリ・ヘランダー
脚本:
ヤルマリ・ヘランダー
出演:
ヨルマ・トンミラ・・・アアタミ・コルピ
アクセル・ヘニー・・・ブルーノ・ヘルドルフ中尉
ジャック・ドゥーラン・・・ヴォルフ
ミモサ・ヴィッラモ・・・アイノ
オンニ・トンミラ・・・シュルツ
<ストーリー>
第2次世界大戦末期の1944年、老兵・アアタミは荒野で金塊を掘り当てる。金塊を運ぶ途中、ナチスの戦車隊に遭遇したアアタミは、金塊も命も狙われることに。
ツルハシ1本でナチスを討つ
―感想―
題名は『SISU/シス」だけど、内容は絶対に「シナナイ」老兵のお話です。
爆弾と一緒に落っこちてくれたら最高なのにな、と思ってたら、その通りになってくれたので嬉しかった。
監督、観客の願望、分かってらっしゃる(笑)。
ワンコが兎に角、可愛い。
死なないでえええ!!!と何度祈った事だろうか。
老兵が途中でナチに拉致られている女性達を解放するというシチュエーションは何処となくフュリオサ女軍団と似てる。
怯えから怒りに変わった女達が横並びで前身してくる演出がカッコ良過ぎて、ゾワゾワッと気持ち高まっちゃった。
本作は各章で成り立っているんだが、結果的に全何章だったんかな(数え忘れてた、少なくとも5章はあった)。
大体そういう構成の映画て1章が長いものなのだが、この作品では10~15分位しかない。
だって全編で90分しかないんだもの。
なので、とんとん拍子で章が進んでいき、それと並行してナチ一団と老兵1人とのバトルをバイオレンスたっぷりにテンポ良く描いているので、テンション上がる上がる。
縛り首にされても生きているのには流石に不死身通り越してバケモンじゃねえかwと苦笑い出たが、幾ら殴られ様が、乗っている飛行機が墜落しようが、完全無敵な所に妙な味わいがあるのよね。
だから、何事も無かったかのように両足でしっかりと歩いて、奪い返した金塊を紙幣交換しに出向くラストで老兵の渋さマシマシなんだよなあ。
滅茶苦茶楽しめた映画だったが、これから大きく学んだ事は生身の人間として幾ら不死身でもバカでは不死身にはなれないんよ。
体がタフであるのが前提でなれど、それ以上に博識がないと、長時間潜り続ける川の場面とか、老兵の匂いを追うナチ犬の鼻をガソリンでダメにさせてしまうとかの瞬時な判断は皆無だったろうね。
てなわけで、数学なんか出来なくても、サバイバル術さえ身に付けとけばどうにかなるっ!w
評価:★★★★
24/06/06DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日:2024-06-05
メーカー: ハピネットファントム・スタジオ
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