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ブライトバーン/恐怖の拡散者

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BRIGHTBURN
2019年
アメリカ
91分
SF/ホラー/アクション
PG12
劇場公開(2019/11/15)



監督:
デヴィッド・ヤロヴェスキー
『インバージョン 転移』
製作:
ジェームズ・ガン
出演:
エリザベス・バンクス:トーリ・ブレイヤー
デヴィッド・デンマン:カイル・ブレイヤー
ジャクソン・A・ダン:ブランドン



<ストーリー>
トリとカイルの夫婦は男の赤ちゃんを拾い、ブランドンと名付けて育て始める。彼が12歳になった頃、トリはブランドンに恐ろしい疑いを抱くようになる。

―感想―
俺の中では、傑作キター!て感じだったわ。
あの絶望的な終わり方が堪らん。

敢えて例えるとすれば「裏スーパーマン」。
もしも地球に送られたスーパーマンが悪だったら、そんな話。

少年+反抗期+超人

この絶妙な組み合わせによって、とんでもないアンチヒーロー作品へと変貌。

母親だけが「うちの子に限って」状態なのには若干イラッとしてくるものの、子に恵まれない夫婦生活の中で宇宙からの飛来物内に居たとは言え、ようやく手に入れた愛しい我が子ではあるから「信じたい」気持ちになるのは凄く分かる。
だがこの「愛情」をものの見事に打ち砕いてしまう終盤の流れが最もな恐怖感を生み出し、母親と同様に「何でこんなことに・・・」という死を覚悟した以上に、育ててあげた恩を仇で返すのか!そういう気持ちにも近い哀しみを味合わされ、母親が落下していく姿を見ながら「最悪だ。。。」と呟いてしまうのであった。

ある程度成長したら宇宙船からメッセージを受け取る形になっていたんだろうな。
これから推測できるのは、あくまでも地球に送られてきた理由は「征服」。
好きだった娘に恐がられた事が引き金にもなっている。
あそこで、少年の内に秘めていた悪の魂が一気に開花した風に自分は見て取れた。
又、この少年の面がそういう憎たらしい顔をしているのよ(笑)。
我が家の農場に墜落した飛行機の残骸をバックに淡々とクッキーを食べる画が最高に憎たらしい。

街全体を破壊しまくる悪の行為を背景にエンドロールを流す、この演出も個人的に好み。

初めこそは子を授かった事に希望を見い出すが、それがどんどんと薄まっていき中盤以降に観れるのは残虐・残酷そのもの。
悲劇のどん底へと急加速で叩き落されていく様がホラー好きな自分にとってはテンション上がりっぱなしだった。
そんなことにワクワクしてしまう俺てやっぱり変なのかしら?w

評価:★★★★
20/03/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-03-04
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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