THE GOOD NEIGHBOR
2016年
アメリカ
98分
サスペンス
劇場未公開
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監督:
カスラ・ファラハニ
出演:
ジェームズ・カーン
ローガン・ミラー
キーア・ギルクリスト
ローラ・イネス
エドウィン・ホッジ
アン・デュデック
ベイリー・ノーブル
ミンディ・スターリング
タムリン・トミタ
リリ・ラインハート
![]()
<ストーリー>
ショーンとイーサンはひとり暮らしの孤独な老人の家に侵入し、ドッキリを仕掛ける。彼らは老人の反応を楽しもうとするが、逆に老人の常軌を逸した行動を奇妙に感じてしまう。
-感想-![]()
『ドント・ブリーズ』(まだ観てないけど)の二番煎じみたいな内容なのかと予想してたのだが全く違ってた。
もしも突然、家の中でポルターガイスト現象が起き始めたら...
私怨を抱く隣人の爺さん宅内外に隠しカメラを仕込んでドッキリを仕掛け、一部始終を撮影して楽しむバカ二人の無様な末路を描いた作品。
私怨というのは爺さんのせいで両親が離婚したと勝手に思い込んでおり、怒りを常に抱いている為で、その憂さ晴らしをぶつけるという意味もある。
扉をしつこく開け閉めしたり、レコードプレイヤーを不自然に流してみたり、細工して窓を割ってみたりと爺さんの睡眠を尽く遮り、それをモニターで観察しながら大笑い。
しかし二人としても腑に落ちない所が1点出てくる。
それはどんな現象が起きても爺さんが動揺もせずに考え事をしている点。
これは後に分かるのだが、現象が起きた場所には亡き妻との思い出が残っており、爺さんはそれらを亡き妻からの何かしらのメッセージなんじゃないかと思い始めてたんですね。
んな事、このバカ二人が知る由も無くでして、冷静過ぎてつまんね、とか言い出す始末。
それと、爺さんは頻繁に地下室に長時間篭っているので、そこに何があるのか、何をしているのかが気になって仕方が無い。
すると止せば良いのに、爺さんが寝静まったのを確認すると、一人が家に侵入し地下室へと入り込んでいく。
そこで見付けたのはアンティークのベル。
モニターで爺さんの動きをチェックしていた相棒が、ベルのチリリンという音を聞いて起きた爺さんに驚き、慌てて「はよ、そこから逃げろ!!」と指示するも、結局逃げ遅れてベルをテーブルに置いて自身は近くに身を隠し様子を伺うのだが、爺さんはそのベルを見るや否や突然銃を持ってきて・・・。
ストーリー展開としては、いたずらをする二人のシーンと、いたずらをされる爺さんのシーン、そして裁判所のシーンを変わり交代に映し出してます。
いたずらとこの裁判所での証言、判決、一体どういう繋がりがあるのか。
答えはある人物の「死」に関係してます。
何故死んだのか。
何故こんな手の込んだいたずらをしてしまったのか。
何故軽い気持ちで始めたいたずらが、あんな悲惨な結末を招いてしまったのか。
決定打は間違いなく「ベル」。
これは爺さんにとっては妻との間にあった一番の思い出の品。
それを無意味に地下室から持ち出してテーブルの上に置いてしまった事が爺さんに「妻があの世からワシを呼んでいる」そんな決断を与えてしまったという悲劇を生み出してしまった。
あの爺さんは頭がおかしい。
地下室には死体があるに違いない。
絶対に何か重大な秘密を隠している。
これら身勝手な思い込みが仇となり、二人の将来を自ら崩す結果を齎してしまった軽率な行動には腹立たしくもなるが、バカだなあと嘲笑してしまうものもあり。
面白半分で非の無い人間を苦しめると、報いは己に返ってきて人生を棒に振り、友人からも見放され、世間への晒し者にされるんだぞ、これら一部始終にはそういった監督からの警鐘も込められているかと。
という訳で色んな意味で可哀想な作品ではあったなあ。
評価:★★★☆![]()
17/03/20DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2017-03-03
メーカー:アット エンタテインメント
2016年
アメリカ
98分
サスペンス
劇場未公開

監督:
カスラ・ファラハニ
出演:
ジェームズ・カーン
ローガン・ミラー
キーア・ギルクリスト
ローラ・イネス
エドウィン・ホッジ
アン・デュデック
ベイリー・ノーブル
ミンディ・スターリング
タムリン・トミタ
リリ・ラインハート

<ストーリー>
ショーンとイーサンはひとり暮らしの孤独な老人の家に侵入し、ドッキリを仕掛ける。彼らは老人の反応を楽しもうとするが、逆に老人の常軌を逸した行動を奇妙に感じてしまう。


『ドント・ブリーズ』(まだ観てないけど)の二番煎じみたいな内容なのかと予想してたのだが全く違ってた。
もしも突然、家の中でポルターガイスト現象が起き始めたら...
私怨を抱く隣人の爺さん宅内外に隠しカメラを仕込んでドッキリを仕掛け、一部始終を撮影して楽しむバカ二人の無様な末路を描いた作品。
私怨というのは爺さんのせいで両親が離婚したと勝手に思い込んでおり、怒りを常に抱いている為で、その憂さ晴らしをぶつけるという意味もある。
扉をしつこく開け閉めしたり、レコードプレイヤーを不自然に流してみたり、細工して窓を割ってみたりと爺さんの睡眠を尽く遮り、それをモニターで観察しながら大笑い。
しかし二人としても腑に落ちない所が1点出てくる。
それはどんな現象が起きても爺さんが動揺もせずに考え事をしている点。
これは後に分かるのだが、現象が起きた場所には亡き妻との思い出が残っており、爺さんはそれらを亡き妻からの何かしらのメッセージなんじゃないかと思い始めてたんですね。
んな事、このバカ二人が知る由も無くでして、冷静過ぎてつまんね、とか言い出す始末。
それと、爺さんは頻繁に地下室に長時間篭っているので、そこに何があるのか、何をしているのかが気になって仕方が無い。
すると止せば良いのに、爺さんが寝静まったのを確認すると、一人が家に侵入し地下室へと入り込んでいく。
そこで見付けたのはアンティークのベル。
モニターで爺さんの動きをチェックしていた相棒が、ベルのチリリンという音を聞いて起きた爺さんに驚き、慌てて「はよ、そこから逃げろ!!」と指示するも、結局逃げ遅れてベルをテーブルに置いて自身は近くに身を隠し様子を伺うのだが、爺さんはそのベルを見るや否や突然銃を持ってきて・・・。
ストーリー展開としては、いたずらをする二人のシーンと、いたずらをされる爺さんのシーン、そして裁判所のシーンを変わり交代に映し出してます。
いたずらとこの裁判所での証言、判決、一体どういう繋がりがあるのか。
答えはある人物の「死」に関係してます。
何故死んだのか。
何故こんな手の込んだいたずらをしてしまったのか。
何故軽い気持ちで始めたいたずらが、あんな悲惨な結末を招いてしまったのか。
決定打は間違いなく「ベル」。
これは爺さんにとっては妻との間にあった一番の思い出の品。
それを無意味に地下室から持ち出してテーブルの上に置いてしまった事が爺さんに「妻があの世からワシを呼んでいる」そんな決断を与えてしまったという悲劇を生み出してしまった。
あの爺さんは頭がおかしい。
地下室には死体があるに違いない。
絶対に何か重大な秘密を隠している。
これら身勝手な思い込みが仇となり、二人の将来を自ら崩す結果を齎してしまった軽率な行動には腹立たしくもなるが、バカだなあと嘲笑してしまうものもあり。
面白半分で非の無い人間を苦しめると、報いは己に返ってきて人生を棒に振り、友人からも見放され、世間への晒し者にされるんだぞ、これら一部始終にはそういった監督からの警鐘も込められているかと。
という訳で色んな意味で可哀想な作品ではあったなあ。
評価:★★★☆

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レンタル開始日:2017-03-03
メーカー:アット エンタテインメント